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2003年11月08日

案外原始的?

昨今、デジタル技術の爆発的な発展によって社会生活はドンドン便利になり一見物理的には快適になって居ます。特にインターネットの発達によりメールや掲示板などのコミュニケーションは外見的には取れて居るかの様です。私も仕事に遊びにその恩恵を受けています。
しかし、ふと、立ち止まりよくよく足下を見てみると何でもかんでもメール?相手が正しく見て判断して下さっている保証は何処にも無いのにとても重要な事までメール?はたして此で良いのだろうかと・・・・
私などの稚拙な文章力で正確にこちらのハートが伝わっているのだろうか?・・と何時も心配になります。そこで、最近は本当に重要な事はメールをやめました。
人間そのものはそんなに急速に進歩している保証は何処にも有りません。技術だけが急速に進歩してその技術を使う方法を正しくチョイス出来ない状態に有ると 思うのです。先般、昔からの先輩友人から近況報告の手書きの葉書が来ました。とても嬉しく思い、思わず葉書ををスリスリ手でなでてしまいました。(笑)
今、選択肢はあまた有ります。しかし、その選択肢を正しくチョイスする教育を受けている人は、はたしてどれだけ居るでしょうか?否、その大切な教育そのものが有るかどうかさえ甚だ疑問です。
本当に大切な心を感動させるような人間関係はとても原始的手間暇がかかるものだとつくづく思います。例えば、自分の足で一歩、一歩登った山は登頂の感動を 忘れる事は有りませんが、いくら有名な山でもケーブルカーで登ったら感動すら無く、登った事さえかすかな記憶の彼方にドンドン遠ざかって行くようなモノな のでしょう。
そこで、私は原点へ回帰するのです。BASIC ENCOUNTER

2003年11月05日

アバウトシュミットが見たい

以下、或る映画解説の引用です。

ウォーレン・シュミット、66歳。一流保険会社で計理士として働き、良き同僚を持ち、それなりのキャリアを積んだ。妻と愛する一人娘、家庭も安泰だ。誰も が幼い頃に抱く大それた夢からは遠いけれど、男として誇るべきそれなりの人生を築いてきた。そう思っていた、退職するあの日までは。定年退職、妻との永遠 の別れ、娘の結婚― 一気に人生の三大転機を迎えるシュミット。今まで築いてきた人とのつながりは何だったのか?自分の人生はなんだったんだ?人生の終盤近くで、生涯をかけて 築いてきたものを失いかけた男の、おかしくも、もの哀しい心の旅が始まった。

今回彼が演じるのは、どこにでもいるような定年退職後のサラリーマン。でもよく見ると、彼のやることなすこと笑いを誘う。退職の翌日から、だらだらと終日 テレビ鑑賞、ふと目に止まったチャリティ団体のCMに触発されて応募。団体から勧められるまま、援助する少年に手紙を書く。ただの自己紹介のつもりが筆は 滑る― 職場の後任の若造は何もわかっちゃいない!妻のやることなすこと全てが気に障る!しかも大切な娘の婚約者は、救い難いバカときている。ふざけんな、コノヤ ロー!!!そんなシュミットの怒りは、社会的地位と自尊心を与えてくれた仕事を失ったことで加速する。しかも妻は急死。表面は平静を装いながらもワケのわ からない怒りを抱え、終盤を迎えた人生と孤独を恐れる。そんな男がキャンピングカーを駆り、思いつきと成り行きで旅へ。それは人生で失くしてきたものを取 り戻す旅。それまでの自分を振り返り、自身を見つめ直すきっかけでもあった。

人間はちっぽけでさみしい存在で、愚かだけれど愛しい。生きることは過酷で虚しいけれど、確かな喜びに溢れている。深い海の底に生きるような孤独を実感する瞬間もあるけれど、全てを一瞬で癒してくれる出会いもあるのだ。

つぶやき(笑)
私は常々、人間の相互理解はとても難しいと思っています。人間とは
如何に孤独な生き物であろうかと・・・・・信長も秀吉もその人生を
”夢”と云う言葉でクロージングしています。この真の人間の相互理解
への探訪は両刃の刃の如く迫って来るのではないかと思います。
大切なのは時間の長さではなくそのこころにしみ込む深さなのだろうと
日本には昔から”一期一会”と云う素晴らしい感覚(文化)が有りました。さて、さて、心を置き去りにした強欲や見栄の進化を時代の進化と
呼ぶこの時代・・・さてさて如何なりますことやら・・・・

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