日本人は”いきなり飢える”事になるのが地球沸騰化の本質
気候変動に関する世界最大の会議、2025年11月10日から21日まで開催の国連気候変動枠組み条約第30回締約国会議(COP30)が開幕した。世界190を超える国と地域の代表者がブラジル北部ベレンに集まり、2週間にわたって具体的な温暖化対策を話し合う。
トランプ政権はCOP30に高官級の代表団を派遣していない。トランプ氏は1月にパリ協定からの離脱を宣言して以来、気候対策から手を引く姿勢を通してきた。トランプ氏は9月、国連での演説で気候変動を「史上最大の詐欺」と呼んだ。日本もトランプに忖度して首相は参加見送り。
さらにアホトラの悪質なのは、国連の事務総長をアホトラの息のかかった人間にして、国連の国連気候変動枠組み条約第31回以降の締約国会議を骨抜きにする計画(環境会議の消滅)を立てているとの事である。
「沈む寸前の型古のかつての豪華客船ニッポン号」——快適さを手放せないまま、進路は“地獄の震源”へ
日本という国は、もしかすると世界でもっとも静かに沈没しようとしている“快適な難破船”なのかもしれません。
思い起こせば今夏の7月の平均気温は+2.89℃と統計開始以来の最高。これで3年連続の記録更新です。でも大丈夫、冷房があるから。東京が43℃になっても、冬が夏日になっても、心配はしてません。なぜなら「今、快適」だから。
でも、本当に怖いのは暑さだけじゃないのです。極寒にもなりますし、気象の振れ幅が全てに於いて大きくなるのが温暖化、沸騰化の本質なのです。
青森県の「陸奥湾ホタテ・95〜100%近く死んでいる…」ホタテ大量死したニュースが有り、今度は広島近辺3県で全国生産量の81%を占めるカキが4〜5割の大量へい死だそうです。何れも温暖化による海水温の上昇が原因!
温暖化・沸騰化の恐ろしい所は・・・上記の様な生き物の”生存閾値(テッピングポイント・tipping point)を超えた瞬間”に起きるいきなりの大量死(絶滅)なのです。これは全ての生き物に共通する事ですからね!甘く見てはなりませんよ!。徐々には対応できてもいきなりには対応不可能⇒飢える
これは全地球的に起きている事ですから・・”無ければ輸入すれば良い!”・・は不可能になります。そして極少になった食料をアホのミクスから続く右翼おばさんの仕掛けた円安で日本は確実に競争相手に買い負ける事も確実な事ですよ!
日本人の場合、地球沸騰化対策など全く出来て居なくて、その足元、実はずっと前から崩れかけていたことに気づいている人は、どれほどいるでしょうか?
水道管は50年前のまま、橋もトンネルもひび割れたまま放置。この先20年間で上下水道ダケでも約▼90兆円なんて修理改修費用が必要だと云う試算も公的機関から出ています。これら▼90兆円にさらに橋やトンネル等の改修費用(1年間で約▼6兆円必要・20年分で▼120兆円)も加算されます。合計でこの先20年で▼210兆円)なのに「見て見ぬふり」どころか、「見ても何もしない」という新境地に到達した日本社会。国土強靭化なんて言葉は聞こえは立派ですが、現実は“国土脆弱化”のまま加速中です。
そして忘れてはいけないのが、“確実に来る”と専門家が口を揃える大災害。南海トラフ4連動地震。首都直下地震。どちらも「100年に一度」ではなく、「数十年以内に高確率で発生」と明言されています。「発生するかもしれない」ではなく、「来るのは決まっている」。違うのは“いつか”だけ。
けれど、私たちは今日も災害対策をサボり続けています。非常食の賞味期限は切れ、防災袋は奥の物置の奥に眠ったまま。ハザードマップは配られても読まれず、避難訓練は年に一度の“儀式”。そして政治は、見事なまでに「何もしない力」を発揮してくれます。
理由?「予算がない」から。
でも、その予算もいよいよ尽きかけています。国の借金は1415兆円を超え、すでにGDPの2.3倍以上。これは主要国でも断トツ。そして災害が現実になれば、復旧・復興費用がその財政を一気に崩壊させる可能性があるのです。
たとえば南海トラフ地震が発生した場合、被害は国公表の5倍となる経済被害は▼1241兆円、資産被害は▼225兆円で、合計▼1466兆円!とも言われています。国家予算13年分が一瞬で吹き飛ぶ規模。首都直下地震では、経済被害が▼1063兆円、資産被害が▼47兆円、合計▼1110兆円それが「同時多発」で起きれば?想像もしたくない未来が、すぐそこにあります。合計で▼2576兆円、国家予算の23年分が吹き飛ぶ!
さらに輪をかけて不安なのが、“沸騰する地球”。石川県の輪島では7月の降水量がたった1%。米どころ北陸も干上がり、今後は「新米の予約が抽選制」なんて冗談も現実になるかもしれません。
気温は上がり、水は減り、電気は逼迫し、インフラは劣化し、巨大地震は確実に迫っている。それでも日本は今日も、“エアコンと楽天ポイント”に守られている気分で過ごしています。まるで沈みかけた豪華客船の上で、最後のバイキングを楽しんでいるようです。
しかし、本当にヤバいのは、船が沈みかけていることではありません。それに誰も気づこうとしないこと。そして、気づいていても「何も変えない」という選択を、集団として受け入れてしまっていること。
ある日、地震が起きたとき。電力が止まり、水が出なくなり、通信が途絶え、避難所がパンクする。でも政治は「できることは全力でやっています」、テレビは「感動の復旧ストーリー」、SNSは「#日本がんばれ」。その時、私たちはようやく理解するのかもしれません。
災害は全部同時期に延々と続く国難、命の危険を日本人に確実にもたらします!「これは天災ではなく、人災だったんだ」と。
けれど、それに気づいても、失った命と時間は戻ってこないのです。だから今こそ必要なのは、「行動のスイッチ」。それはエアコンのリモコンではありません。政府や誰かを責める前に、自分で押すべきボタン。社会が腐るのは、誰かのせいじゃなく、みんなが“慣れたこと”をやめなかったせいだから。
沈没船はまだ完全に沈んではいません。でも、確実にtipping point越えで瞬間に沈没します。今が“最後の甲板”かもしれません。
貴方は家族全員の救命胴衣をチャンと確保出来ていますか?乗るべき救助船の手配は出来ていますか?

