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「GX志向型住宅」新設! 160万円補助金制度が始まります

国土交通省と環境省が連携してZEH基準の水準を大きく上回る省エネ性能を有する脱炭素志向型住宅(GX志向型住宅)を新設し、 「子育てグリーン住宅支援事業」 として新築を支援する新たな補助制度が開始されます。

GX志向型住宅とは

「GX志向型住宅」とは、地球温暖化を防ぐための「グリーントランスフォーメーション(GX)」を目指す住宅のことです。 下記の①②③のすべて要件に適合する住宅であることが求められます。

①熱等性能等級6以上
②再生可能エネルギーを除いた1次エネルギー消費量の削減率35%以上
③再生可能エネルギーを含む1次エネルギー消費量の削減率100%
④高度エネルギーマネジメントの導入(HEMSにより、住宅が使用するエネルギーの見える化及び設備・機器が制御できる手法を導入すること(詳細は未決定))


断熱等性能等級6以上

断熱等性能等級とは、住宅の断熱性能がどのくらいかを示します。1~7までの等級があり、数字が大きいほど断熱性が高いことを示します。 「等級6」は非常に高い断熱レベルになります。 「平成28年省エネ基準」よりも、暖冷房にかかる一次エネルギー消費量を概ね30%削減できる断熱性能です。

等級 外皮平均熱貫流率
UA[W/(㎡K)]
(地域区分5、6、7の場合)
概要
7
0.26
暖冷房にかかる一次エネルギー消費量をおおむね40%削減可能なレベルの性能
6
0.46
暖冷房にかかる一次エネルギー消費量をおおむね30%削減可能なレベルの性能
5
0.60
ZEH水準
4
0.87
H28年省エネ基準相当。2025年4月以降すべての新築住宅に義務化予定
3
平成4年基準
2
昭和55年基準
1
上記以外
UA(ユー・エー)値 は「外皮平均熱貫流率」のことで、室内と外気の熱の出入りのしやすさを示す指標です。住宅の外皮(外壁や天井、床、窓など)を通って内部から逃げる熱量を、外皮の単位面積当たりで算出した値のため、数字が大きいほど熱が出入りしやすいことを表します。つまりUA値が小さいほど住宅の断熱性は高まり、断熱等級も上がります。

再生可能エネルギーを除いた1次エネルギー消費量の削減率35%

太陽光発電システムなどの創エネによる削減を含めず、一次エネルギー消費を削減できる設計にする必要があります。 冷暖房設備、換気設備、給湯設備、照明設備のエネルギー効率の高い設備や設計を導入してエネルギー消費を抑えることが必要となります。

再生可能エネルギーを含む1次エネルギー消費量の削減率100%

gx事業 太陽光発電システムや蓄電池などの導入により、住宅全体で使用するエネルギーを自給できるようにする必要があります。 つまり、つくり出す再生可能エネルギー量が削減した一次エネルギー消費量を上回る必要があります。
※寒冷地等に限っては75%以上(Nearly ZEH)も可。
※都市部狭小地等の場合に限っては、再生可能エネルギー未導入(ZEH Oriented)も可。

GX志向型住宅の補助金(子育てグリーン住宅支援事業)

2024年12月17日に閣議決定された令和6年度補正予算に盛り込まれた「子育てグリーン住宅支援事業」により、 GX志向型住宅の要件を満たした住宅の新築(注文住宅・分譲住宅)に対して160万円の補助金が支給されます。 2024年11月22日以降に基礎工事より後の工程に着手した新築工事から補助対象となります。
子育てグリーン事業
国土交通省HPより

新築住宅につける設備や性能で、税金の控除・補助金など毎年変わるものもありますので、実際にどれが使えるのかわかりにくいのが現状です。もっと詳しく知りたい方、検討されている方はお気軽にお問い合わせください。